ぽんこつ自由研究

備忘録的な

Google検索のススメ(1)はじめに

周りの人に「あれ教えて〜!」って聞いた時、

「情報がないなら、Googleで検索すればいいじゃない。ググレカスさんったら!」と答えにならない答えが返ってきて

「だってどうやって検索すればいいかわからないんだもん」という方、

そもそも周りに人がいなくて「教えて〜!」と言う相手がなかなか見つからない方にも

何かの役にたつかもしれないと考えているので、

検索について、何回かに薄めて分けて、書いて行きたいと思います。

 

記憶力が必要なテクニック(AND検索、OR検索、"intitle:"など使った検索)については、他の方の書いたブログやまとめがありますので、検索してお読みください。

そちらはGoogleで「検索上手 コツ」と入力すれば、検索可能です。

そういう記事を読んで、そういう方法もあるんだなと思っていると、いつか役にたつかもしれません。

 

このブログでは、覚えるテクニックはほんの少しで、検索力を向上するためのキーワード抽出まで、私がどうやって考えているかを、少しずつ少しずつ書いていきます。とりあえず思いついた順に書いていくので、ランダム構成になります。基本的なことが、後回しになるかもしれません。

 

 ***

はじめに。(とばしてもOK)

かつて、Google検索が世に現れたとき、世界中が「その発想はなかった!」とどよめきました。(なんかそんな雰囲気だった気が)。それまでのウェブ検索システム(=検索エンジン)は当時のYahoo!に代表される、ディレクトリ型と呼ばれるものが主流でした。ディレクトリ型では、トップページから分類されたジャンルを辿って目的のウェブサイトを発見するようになっています。また、Yahoo!に自分のウェブページへのリンクを掲載してもらうためには、申請して登録してもらう必要がありました。

このように情報を登録し分類し配置するためには、人的作業が必要なため、この世界の片隅では、文書を自動分類出来ないか模索することが行われていたりしました。

 

そんな世界に、突如、Googleが新星のように現れたのです。

 

Googleはロボット型と言われる検索エンジンのさきがけで、インターネット上のリンクを辿って自動収集してきたドキュメント類をそのままデータベースとして、ディレクトリ型の検索エンジンのような分類はせずに、全部の文章を検索対象としています。ロボット(crawlerやspiderともいいます)での文書収集は、Google以前から存在していたのですが、「全部から検索できちゃう」という点が、とにかく新しい点でした。

 

ディレクトリ型にもロボット型にも長所・短所はあり、両者はそれぞれに短所を補うべく改良され、現在ではこの両方の手法を併せて使っている検索サイトも多数あります。

 

さて、このディレクトリ型とロボット型の違いを、お料理本からの情報収集に例えてみます。

卵を大量に頂いたから卵を使う料理を知りたい。

そんなとき、料理本を開いたあなたは

「卵をつかうはずの料理」を目星をつけて目次から本を開いたり

材料別索引がついている場合は卵が材料になっている料理を探していました。

あるいは、全部のページをパラパラ眺めてゆくということもあるかもしれません。

また、この料理の本の作成には、目次を作る人、索引を作る人などが必要とされていました。

ある日、お料理レシピ本各種の全部のページを読んで記憶してる超人が現れました。

あなたが「卵の料理知りたい」というと

その人は「Aという本の12ページと36ページと54ページに出て来るよ、あ、Bの64ページの料理でも実は卵が使われているんだよ。Cの20ページにも出て来たよ。付箋を貼っておくね。なんなら写真写メして保存してるから見てく?」と答えます。

この超人にあたるのがGoogle先生です。すごーい!

 

ここから。

ポイント1「特殊な単語をつかうわけではない」

検索エンジンについて書き連ねてまいりましたが

「検索でどんな単語を入力すればよいかわからない」という人は、とかく、

「検索するためには、完全なキーワードが必要」と信じていないでしょうか。

例えば、表計算EXCELのプルダウンリストの実装方法を知りたい時

「プルダウン」という言葉で検索しなければいけないでしょうか?

 

Googleではロボットと呼ばれるプログラムが、先方にお断りされない限り、インターネット上の文書を自動で集めてまわっています。そしてかなりおおざっぱに言ってしまいますが、集めたページに書いてある言葉全部から検索してくれますGoogleには、集めた文章が全部あるのです。ですから、まず考えてみることは、キーワードではなく「検索されて出て来る文章中に記載されているはずのことば」です。そして、それは、目的外のページにはあまり出てこない単語だともっと良いです。

 

ここで、ちょっと極端な例をあげてみますね。

「とある検索をしたら、英語のサイトが沢山出てきたけど、今は日本語のサイトしか読みたくない!」というとき。

"opengl  error  0x0502  は" などと入力して検索するのです。

"opengl  error  0x0502”と入力してみた場合と比較してみてください。

 両方とも、とあるエラーについて書かれたページが検索されてくると思いますが、上は日本語のページだけ検索されます。

日本語の文章で書かれたページならば(*文章でない場合は、またあとで思い出せたら書いてみます、)、その文章内に「てにをは」は必ずと言ってよいほど高確率で含まれます。英語ページにひらがなはまず登場しません。

検索設定を変えるより、圧倒的に早く絞り込むことが可能です。しかも一文字。

これは、文章全体が検索の対象となっているからです。

 

ですから、入力規則をプルダウンリストで表示したい場合、「入力規則」「プルダウン」という言葉が思いつかなくても、"Excxel リスト 開く"、"Excel 別の表から選ぶ"などをキーワードにすることができます。Google先生は親切なので、"エクセル”と書いても"Excel"と書いても大丈夫です。説明の文章に含まれていそうな表現で良いからです。

 

最後に。

検索の入力フォームへ、間違えた単語を入れても、なにも壊れません。

大事なデータが消えることもありません。(検索履歴を大事にしている人は除く)

検索をためらう理由はとくにないのです。

  

自分がわからないことは、他にも知らない人はいます。だから常に検索してみる価値はあります。

データが探せることがわかったら、記憶しなくて良いことが増えます。

自分の脳味噌に、外付けハードディスクが出来たようなものです。

使用頻度の低い、絶対に覚えていたいこと以外は、忘れていいんです。

 

忘れたらGoogle先生に聞いてみるのです。